第四次幻想圏銀河急行 19 ― 2012/02/06 17:58
しし座
重力レンズ天体
キリンはキリンを生き
ゾウはゾウを生き
クジラはクジラを生き
ちょうちんアンコウは
ちょうちんアンコウを生き
トンボはトンボを生き
ノミはノミを生き
ワラジムシはワラジムシとして
ダンゴムシとはあくまでも
いっせんをかくし
ミジンコはミジンコを
かたくななまでに
アノマロカリスはアノマロカリスを
シーラカンスはシーラカンスを
ティラノザウルスはティラノザウルスを
アナコンダはアナコンダを
ゴキブリはりっぱにゴキブリを
ナメクジはみごとなまでに
ナメクジを生きている
さて、
では、ニンゲンのボクは
ニンゲンらしくボクらしく
いったいどのように生きればよいのか、
とかんがえて
はたと
こまってしまった。
第四次幻想圏銀河急行 20 ― 2012/02/12 16:27
第四次幻想圏銀河急行 21 ― 2012/02/12 16:54
第四次幻想圏銀河急行 22 ― 2012/02/13 13:17
「あれは天の川?
でも、ようすがすこしちがう・・・」
「そう、
だってぼくらがいまいるここは
アンドロメダ銀河だもの。
われわれの銀河の
倍も大きさがあるのだもの。
ほら、
とおくにみえる
あのちいさなひかりの渦が
ぼくらの銀河・・・」
「ずいぶんはなれてきたのね・・・」
「ああ。
ここまでざっと230万光年。
けれど
じつはふたつの銀河は
ダークハローで陸つづきの
双子銀河なのさ。
大小30コほど
幅300万光年にわたる
巨大な雁のすがたをした
局所銀河群の
ちょうど両のつばさを
ふたつの銀河はなしているというわけだ」
「なんだかふしぎなきもち・・・」
「そうだね。
ふだんはそんなこと
まるっきり
いしきしてなんていないものね。
このアンドロメダ銀河と
ぼくらの銀河とが
きょうだいだなんて…。
きっとそればかりじゃない、
ぼくらの宇宙には
ぼくらのおもいもつかない
とうめいなつばさが
いく重にも
めぐらされているにちがいないよ。
そうしてぼくらを
まだみぬ世界へと
いざなってゆくにちがいない」
第四次幻想圏銀河急行 23 ― 2012/02/20 11:44
地球からはるか
2億3千万光年
ペルセウス座銀河団
銀河が
銀河に
のみこまれてゆく
炎をあげて
ぶつかりあう
銀河と銀河
この宇宙の
そんざいであるあいだに
ゆるすこと
まいにち
ゆるせないことが
おおすぎるから
わすれたくても
わすれられないことが
たくさんあるから
せめて
この宇宙の
そんざいであるあいだに
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/2008/28/video/c/
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