288°の
こねこの
むくろをだいた。
288°のこねこを
〝つめたい〟
とかんじるほど
おれのては
あたたかかった。
288°のこねこを
〝かたい〟
とかんじるほど
おれのては
やわらかかった。
288°のこねこを
やせたほねだと
かんじるほど
おれのては
ふくよかだった。
288°のこねこを
かわききっている
とおもうほどに
おれのては
みずみずしかった。
いきて
309.95°の
たいおんを
たもつことは
おもっているより
はるかに
まれなこと。
あたたかないのち
やわらかないのち
ふくよかないのち
みずみずしいいのち
なみだも
はなみずさえも。
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